恋愛カウンセラー 安藤房子のオフィシャルサイト
恋愛カウンセラー 安藤房子のオフィシャルサイト
恋愛カウンセラー 安藤房子の恋愛ブログ
旧Heart Junction Diaryへ 恋愛カウンセラー 安藤房子の恋愛ブログ
恋愛カウンセラー 安藤房子のプロフィール
恋愛カウンセラー 安藤房子の事業内容
恋愛カウンセラー 安藤房子の著書
恋愛カウンセラー 安藤房子のメディア出演情報
恋愛カウンセラー 安藤房子の恋愛メルマガ
恋愛カウンセラー 安藤房子の恋愛コラム
恋愛カウンセラー 安藤房子のカウンセリング
恋愛カウンセラー 安藤房子へのお問い合わせ
恋愛カウンセラー 安藤房子のセミナー講演情報
恋愛カウンセラー 安藤房子のリンク
 
   
Love Text - Column - vol.164  …byアン ( 2007/03/14)

■ 「派遣感覚の恋」


会っているあいだは
恋人どうし
だけど
会っていないときには
心が通じていないみたいなの

つきあいはじめて
しばらくたつというのに
私はあなたを知らない
あなたは私を知らない

そしてそれは
私が心を
開いていないからかもしれない
あなたが私に
秘密があるからかもしれない

もうすこし
もうすこしだけあなたに近づきたい
あと一言
あと一言だけ言いたいことを言えたら
あなたと私は
もっと深くなれるのかもしれない

会っていない時間に私にできること
なにか考えてみてもいいかもしれない

 



▼派遣社員に義理・人情はいらないのか!?

最近、派遣社員のドラマが人気のようですね。
私もちょっとだけ見てみたのですが、とても面白かったです。
篠原涼子って、かっこいいですもんね。

でも、ドラマを見ながら、ふと気になることがありました。

あのドラマのように
「時間内の仕事はキッチリするけれど、それ以外の時間はほうって
おいて」
というスタンスだと、現実社会ではうまくいかないのでは……
ということです。

私の周囲の派遣社員の人たちを見ていると、いくら社員ではない
からといって、社内のおつきあいをまったくしないという
割り切り型の人は、なかなか仕事がスムースに運んでいません。

逆に、人間関係を大切にしている派遣社員のほうが
圧倒的に周囲の人から支持されています。

結局、日本人って、
「あの人といると気持ちいいよね」
という部分で、仕事関係も進めていきたがる部分がある気がします。

そしてそれは、派遣社員というスタイルで働いている人だけに
限ったことではないように思います。
私の周囲には自由業の人が多いのですが、周囲への笑顔と気配り
のある人たちが、結局は成功しているように感じるのです。
私自身も、
「あの人の笑顔が素敵だな」
「あの人といるとホッとできるな」
「仕事以外のこともなにか相談できそう」
という人に、仕事を手伝っていただくことが多いです。
つまり、
「この人は、仲間として仲良くやっていける人かどうか」
という部分が、ものすごく大切なんですよね。
それを満たしている人は、仕事でトラブルになることもほとんど
ありません。

誤解しないでくださいね。

派遣という働き方は、それはそれでひとつの選択だと思います。
とても柔軟な、魅力的な働き方だと思います。
派遣社員という働き方が悪いと言いたいわけじゃないんです。
「派遣社員だから、決められた時間内の仕事さえきっちりすれば、
あとは別にどうでもいいでしょ? 義理・人情とかは仕事には
いらないでしょ?」
という意味での「派遣感覚」って、あまり好まない人が多いのでは
ないかな? ということを私は言いたいのです。


▼派遣感覚の恋愛が増えている

……と、前置きが長くなってしまいました。ここからが本題です。

こういう、少々マイナスな意味での「派遣感覚」というものが、
最近、恋愛にも広がってきているように私は感じています。

その彼と会っているときは恋人同士(のような感じ)。
会っていないときには、お互いの生活を詮索しない。
つきあって1年たつのに、お互いの住所もしらない。
お互いの生い立ちや家庭環境、友人関係もしらない。

そんな、ちょっとドライな関係を楽しんでいる人たちが増えて
きているのです。

この感覚のよさも、もちろんあるんですよね。
ゲーム感覚でちょっと都会的で、じめじめした嫉妬などとは無縁で……
おしゃれな恋愛関係に見えなくもありません。

だけど私は思うのです。
相手を本気で好きなのに、そんなに距離を置いて、どうするの? 
って。
距離を置きすぎたら、いつまでもふたりの関係が深くならないでしょ?
って。

実際、こういうドライな恋愛をした結果、悲しい結末をむかえる
女性も少なくありません。男性もです。
(実は、私自身も、距離を置きすぎて失敗したことがあります……。)

そして、そういう方のお話をうかがっていますと、
「本当は、好きな人ともっとコミュニケーションをしたいんです」
という人が意外といらっしゃるのです。

なのに、相手の心にふみこむことと、自分の心にふみこまれることが
怖くて仕方ないのです。
ふみこんだり、ふみこまれた末に、深く傷つくことを、
極端に恐れているようなのです。

そんな方には、まずは、「あと一歩だけ」彼に近づいてみてほしいなと
思います。
デートの帰り際に「今日はありがとう」とメールを送ってみるとか、
「今度はあなたの部屋に遊びに行ってみたいな」と言ってみるとか。
会っていない時間にも、どうすれば彼はもっとよろこんでくれるかと
考えてみるとか。

そうやって自分から心を開いて、彼を思いやることで、
彼との関係が親密になっていくのではないでしょうか。
そして彼も、今までは言ってくれなかったことをあなたに打ち明けて
くれるようになるかもしれません。

確かに、彼に近づかなければ、傷つくことも少ないでしょう。
だけど、近づかなければ、信頼関係なんて築けません。

どうぞ、ちょっとだけ勇気を出してみてください。
会っていない時間も、ふたりは恋人同士なんですよ。

【関連コラム】

【依存と自立のバランス】
http://www.heart-junction.com/koimaga/love/bn/no094.html
【ふたりの未来】
http://www.heart-junction.com/koimaga/love/bn/no093.html
【好きな人に声をかけられない】
http://www.heart-junction.com/koimaga/love/bn/no078.html
【"お願い上手"になる】
http://www.heart-junction.com/koimaga/love/bn/no055.html
【愛し方改革】
http://www.heart-junction.com/koimaga/love/bn/no054.html
【気持ちを素直に】
http://www.heart-junction.com/koimaga/love/bn/no027.html



【プロフィール】
安藤房子(あんどう ふさこ)
ハート・ジャンクション主宰。恋愛カウンセラー。
NPO法人ウインク認定オンラインカウンセラー。

プロフィール詳細
メディアでのお仕事・紹介など
恋愛カウンセラー 安藤房子の著書
恋についてのあれこれ、思うこと(ブログ)

●お仕事・講演会のご依頼、はメールでお願いします。

   

Copyright(c)2002-2006 F.A.Office. All Rights Reserved.