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Love Text - Column - vol.139  …byアン

■ ひとりになるのが寂しい


私が彼とつきあっているのは
どうしてなんだろう

彼を好きだから?
それとも、ただ、
ひとりでいるのが寂しいだけ?

それすらもわからなくなるときがある。

そんなときは、
自分は毎日、
どんな生活をしているのかを
ふりかえってみる

いつも私は
ひとりでいるのが不安で
スケジュール帳をいっぱいにしていないか
習いたくもない習い事をしていないか
彼が会ってくれないときは
すぐに別の人に連絡をしていないか

もしそうなら
私はただ
ひとりでいるのが
寂しいだけかもしれない
ほんとうは
自分を愛しているだけかもしれない
彼を愛していないのかもしれない






▼別れたい理由

先週と先々週で、“別れたいのに別れられない”理由は3つあるということ、
そのうちのひとつの理由の解決方法をお話ししました。
今日は、“別れたいのに別れられない”理由の2番目である
“ひとりになるのが寂しい”について、お話ししたいと思います。

まずは、先週号までのコラムをお読みいただいてから、
今週号をお読みくださいね。

【別れたいのに別れられない】

【好きなのに別れたいとき】

▼“ひとりは寂しい”に潜む危険

“ひとりでいるのが寂しい”……。
このように思っている女性はとても多いですね。
私は昨年、「リサイクル・セックス」という本を出版
しましたが、この本の中に出てくる
“リサイクル・セックス”から抜け出せずにいる女性にも、
“寂しい”から、恋していない相手とのセックスをやめられない、
という方がたくさんいらっしゃいました。
(※リサイクル・セックスについては下記URLをご参照ください。)

【著書「リサイクル・セックス」紹介URL】


そして、この、

“寂しいから、誰かと一緒にいたい”という気持ちが
大きくなりすぎることに、私はとても危険を感じています。

もちろん、人は誰しも“誰かといたい”という【親和欲求】を
持っているものです。
それを多少持っていることは、まったく問題ありません。

しかし、度が過ぎてしまいますと、いつもいつも
“寂しい、寂しい”
ということばかり考えてしまい、
“誰かといたい、誰かといたい”
と考えてしまうのです。

そして、愛されることばかりを望んでしまい、
人を愛する心を忘れてしまうのです。

しかし、本当に誰かを愛せる人しか、本当に誰かから
愛され続けることはありません。

つまり、愛されたいという気持ちが強ければ強いほど
誰からも本気で愛してもらえなくなっていくのです。

なんていう矛盾なのでしょう。
愛されたい人こそが、愛されないなんて。

 

▼私は寂しいのか? 寂しくないのか?

しかし、寂しいから誰かといたいという気持ちでつきあって
いる限り、この矛盾は続くように思います。

ここで難しいのが、本人が「寂しいから人といるだけなのか
本当に彼を好きなのか」すらわからなくなってしまっている場合が
多いことです。

私の相談実績から、
以下のようなタイプの人は、寂しいから人とつきあっているだけ
という可能性がとても高いと思います。

・本当に習いたいことだけではなく、片っ端から習い事をしているとき。
・仕事や飲み会や習い事などでスケジュール帳がいつも真っ黒。
・休日にひとりで家で過ごせず、出かけてばかり。
・新しい刺激を求めて浮気をしてしまう。
・メールをもらう数よりも送る数の方が多い。
・恋人と会えない夜は別の人と会う。

もし、上記であてはまることが多いようでしたら、
あなたは、とても寂しがり屋と言えます。
寂しさをまぎらわすために、今の彼と一緒にいるのかもしれません。
本当は彼を愛していないのかも知れません。

▼一番の原因は“自信”のなさ

では、なぜそんなに寂しいのか……。

それは、自分に対する自信のなさが、いちばん大きな原因では
ないかと思うのです。

人は、自信に満ちているときには、ひとりの時間を
思いっきり楽しむことができます。
多少は他人に依存する気持ちがあるとしても、
“私”という個人の魅力を認めながら、周囲とつきあうことができます。

しかし、自信がなくなってしまったとき。
その自信を回復する元気すら残っていないとき。
寂しくて寂しくて仕方なくて、自分と一緒にいてくれる人を
探し始めるのです。

あなたは今、寂しいですか?
寂しさをまぎらわすために、恋人とつきあっていますか?

もしそうでしたら、勇気を出して彼と別れてみてください。
「恋人がいないより、いるほうがまし」
という感覚を、一度捨ててみてください。
捨てるのはなかなか難しいのですが、本当に好きではない人と
“とりあえずの満足”のためにつきあうことのほうが
余計むなしいものです。
とりあえずのおつきあいには、小さなしあわせはありますが
大きなしあわせはありません。

 

▼“書く”ことで自信を取り戻す

なかなか自信がわいてこないときには、やはり、
書いてみることが一番です。

これは、以前もご紹介した方法ですが、
あなたが自分の長所と思える部分をノートに書き出して
みてください。
少なくても、毎日20個以上。それを100日間続けてみてください。

「書いたって、どうせ何もかわらないのでは」

そう思う方もいらっしゃるかも知れませんね。
でも、この方法は、私のカウンセリングにも取り入れていて、
毎回、確実に効果のあがっている方法なのです。

自分の長所を書き続けているうちに、本当に自分のことを
心から愛せるようになっていくのです。

そして、自分に自信がついたころには、
好きではない人と過ごす時間はもったいないと考えるようになります。
好きではない人と過ごすよりも、まずは別れて、
新しい恋をつかもうと、前向きに考えられるようになります。
自分の環境や将来など、さまざまなことをプラスに考えられる
ようになります。

どうぞ。
寂しいから彼とつきあっているだけ。という読者のみなさま。
自信を取り戻すために、一度試してみてくださいね。


【プロフィール】
安藤房子(あんどう ふさこ)
ハート・ジャンクション主宰。恋愛カウンセラー。
NPO法人ウインク認定オンラインカウンセラー。

プロフィール詳細
メディアでのお仕事・紹介など
恋愛カウンセラー 安藤房子の著書
恋についてのあれこれ、思うこと(ブログ)

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